2025年の干支『巳』
二体の阿吽の蛇が、宝珠を抱き合っている姿を彫りました。
その二体の蛇を鏡餅に見立てて作りました。
一説によれば、鏡餅は蛇がトグロを巻いている姿であると言われているのです。
また、古代より「神の使い」と云われ、大切にされてきた蛇。
古くはインドにおいて蛇は、仏教における守護神の1人で、七福神の中の1人でもある弁才天の使いとされ、中でも白蛇は弁財天の化身と言われています。
弁才天は、「福徳の女神」、「豊穣の女神」、「智恵の女神」、「蓄財の女神」といわれているように、いろいろな分野の女神として信仰されています。その弁才天の使いであり、化身である蛇は大変、神聖な存在とされています。
「蛇年」は十二支で「巳年」と表記されます。
この「巳年」の「巳」という漢字は、胎児の形から派生しており「新しく産まれてくる」、「将来・未来がある」、「子孫繁栄」、「家族が平和になる」といった意味もあり、「蛇年」のもつイメージが伺えます。
材料:楠
仕上:天然オイル
寸法:高さ155×幅94×奥行73(mm)(台座含む)
*化粧箱付き